コメンテーター QA :発作はどんなときに?Doctor List Asked Question

コメンテーター
東北大学大学院医学系研究科循環器病態学(宮城県仙台市)
福本義弘(ふくもと よしひろ)先生

福本義弘先生

Q.狭心症や心筋梗塞などの心臓の発作は、どんなときに起きやすいのですか?

A.
●狭心症と心筋梗塞について
狭心症には、身体を動かしているときに起きる「労作性狭心症」と、何もしていないときに起きる「安静時狭心症」があります。多いのは「労作性狭心症」で、運動により心臓に負担が掛かったときに起こります。これは、動脈硬化が進展し、心臓を栄養する冠動脈が狭くなることにより生じます。
「安静時狭心症」は、睡眠中や、早朝、寒いときなどに起こり、冠動脈が痙攣を起こして縮んでしまうことにより起こりますが、いずれも心臓の筋肉が壊死する程ではありません。
心筋梗塞はある時、突然冠動脈に血栓が出来て完全に詰まってしまい、心臓の筋肉が壊死してしまう状態です。
静かに進行した動脈硬化が、狭心症や心筋梗塞に至るのは、次のようなときです。

狭心症や心筋梗塞の引き金
― 過度の運動 (いつも運動をしていない人が急に始めることも要注意です。)
― 精神的緊張、ストレス (驚いたり、ショックを受けたりすることも含まれます。)
― 喫煙 (たばこに含まれる物質が血管に悪影響を示します。)
― 脱水状態 (水分不足の状態では、血液がドロドロになり、流れにくくなります。)
― 自然環境の変化 (気温変化や季節の変わり目など)



 


福本義弘(ふくもとよしひろ)先生