コメンテーター QA :生活習慣病の食事療法Doctor List Asked Question

コメンテーター
工藤内科クリニック(青森市)
工藤幹彦(くどう みきひこ)先生
www.my-clinic.jp

工藤幹彦先生

Q.糖尿病になったら、甘い物やお酒はやめなければなりませんか?

A.
 生活習慣病のおもな原因は、食べ過ぎと運動不足。治療の第一歩は、やはり食生活の見直しです。まずは、甘い物についてですが、とくに、糖尿病と言われた場合、血糖コントロールがうまくいくまで砂糖類、はちみつ等を使った甘い飲み物、お菓子はやめた方が良いでしょう。甘い物を摂り続けると、せっかくのお薬による治療もうまく進まず、悪化の道をたどります。急にやめられない場合、徐々にやめていくといったことでもよいのです。ただし、その場合も、清涼飲料水は、直接は見えませんが糖分の含有量が多いので、きっぱりやめることをお薦めします。
 糖分は、身体になくてはならない成分ですが、糖尿病、高脂血症、肥満などを加速させます。血糖コントロールが良好な場合も、できれば間食(とくに夕食の後)は減らし、徐々にやめるようにしてください。どうしてもおやつがほしいときは、洋菓子よりは和菓子を、ついつい食べ過ぎてしまう袋入りのお菓子より1個だけ食べきれるものを選ぶなど、少しずつ気をつける習慣を身につけましょう。
 次はお酒が好きな方ですが、アルコールもやはり血糖コントロールを乱すもとです。どうしても飲みたいときは、2単位程度の量*にしましょう。血糖コントロールが十分に良好な場合アルコール2単位までは許可しようという意見も多いのですがアルコールをやめられる人はやめたほうが良いのは確かなことです。生活習慣病全般の予防の面でも、アルコールはカロリーが高いので飲み過ぎは禁物です。また、おつまみが欲しいときには、塩辛いものや揚げ物は控えめにし、緑黄色野菜や海草などを使った料理で、不足しがちな栄養素補給の機会にすることをお薦めします。

*アルコール2単位 (80kcal)相当の量:

ビール 400ml、ワイン  200ml、 しょうちゅう 80〜100ml、日本酒 140ml、ウイスキー 60ml



 


工藤幹彦(くどうみきひこ)先生